SEIKO MATSUDA Christmas Dinner Show 2016

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松田聖子クリスマスディナーショーに母と行ってきました。豪華な会場とディナーに間近で見られる聖子ちゃん、最高でした!近くで見た聖子ちゃんは年齢と逆行した美貌と体型とパフォーマンスで観客を圧倒。お城の書き割りをバックに白雪姫のような衣装を着ていたステージも、ピンクの膝上ドレスに80年代っぽいネオンで装飾したステージもすごく似合っていました。天使のウィンクのサビの振り付けや赤いスイートピーの時に本当に赤いスイートピーを持って応援しているファンの方もいらっしゃって、いつものライブの要素もありつつが楽しかったです。アンコールは真っ白のドレスで歌うPearl-White Eve。くるっと振り向くと花道の淵の円筒から炎が出てびっくりした観客の反応に、してやったりの表情で微笑む聖子ちゃんは80年代の全盛期そのものでした。
母といつか一緒に行きたいとかねがね言っており、時間がある学生生活の最後にこの夢が実現しました。母はコンサートなどに行く機会があまりなく、初めのうち周りのファンの盛り上がりに戸惑っていたのですが、最後には聖子ちゃんに手を振って応援するほど楽しんでくれて本当に嬉しかったです。チケット代は私の初任給から引かれるそうです(笑)

*セットリスト*
薔薇のように咲いて桜のように散って
SWEET MEMORIES
あなたに逢いたくて〜Missing You〜

野ばらのエチュード
秘密の花園
ピンクのモーツァルト

天使のウィンク
ハートのイヤリング
硝子のプリズム
赤いスイートピー

Pearl-White Eve

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ベルバラカフェ、さとがえるコンサート、BAR BRAQUE

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弾丸で大阪・神戸に戻って来ました。ベルばらカフェ、矢野顕子さとがえるコンサート、BAR BRAQUE。アッコちゃんがメインの用事でしたが、どれも最高でした〜!
ベルばらカフェでは池田理代子先生の原画を見ることができました。いただいたゼリーは本当にワインの味がしてクオリティ高め...!お気に入りはジェロデールの載ったパンとショコラのセットです?

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人生初のアッコちゃんにはその才能に脱帽するばかりでした。選曲もTIN PANでないとできないものだらけ!はっぴいえんどの曲を3曲もするなんて、さすが「世界で一番細野晴臣の曲を歌った」アッコちゃん。小坂忠さんのほうろうをあのメンバーで聴けたことにも感動です。ラスト、「これでブレバタお兄ちゃんがふらっと現れてろっかばいまいべいびい歌ったら最高だな...」と考えていたら、本当にアンコールでろっかばいまいべいびいが演奏されました。幸矢さんでなくても(笑)アッコちゃんと細野さんの掛け合いが最高でした。どの人の手元を見てもうっとりと時間が流れてしまう、素敵な2時間。購入したグッズは大好きな深谷かおる先生のネコポーチとマグカップ。来年もこのメンバーでのコンサートが観たいです(`・ω・´)

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BAR BRAQUEはちょうど松本隆さんのInstagramに載っているのをコンサートの休憩時間に相方と発見し、行くしかない!とお邪魔しました。リクエストで風立ちぬをかけていただき、その後もWの悲劇木綿のハンカチーフ時間の国のアリス白いパラソル瞳はダイアモンド、てぃーんずぶるーす、スタンダード・ナンバーと素晴らしい松本隆の世界に連れて行ってくれました。マスターも気さくな方で、他の好みも私なのか?という感じだったので必ずまた行きます。来年から通うかも。今日は松本隆ナイトをするそうです〜。
RECORD BAR BRAQUE | Facebook

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矢野顕子さとがえるコンサート@サンケイホールブリーゼセットリスト
(自分で作ったので間違えていたらすみません)
ひとつだけ
丘を越えて
暗闇坂むささび変化
香港Blues
十二月の雨の日
野球が好きだ
100ワットの恋人
Rich woman
Havana Moon
ほうろう
抱きしめたい
Super folk song return
Greenfields
*アンコール*
ろっかばいまいべいびい
ごはんができたよ

原田知世@BLUE NOTE TOKYO

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原田知世@BLUE NOTE TOKYO♡正面一番前テーブルでした。知世ちゃん近かった〜!可愛かった〜!登場からアンコールまで釘付けでした。彼女のライブは3回目なのですが、規模感、席順、そして選曲…何をとっても最高でした。1曲目のSeptemberでは本人の顔の強張りや声の震えが伝わって来ましたが、1番の歌詞を間違え(「トリコロールの愛の結び目〜」と歌っていた(笑))テヘッと笑う表情を見せてからは緊張感が(いい意味で)抜けていたように感じます。異邦人あたりからはほとんどアルバムと変わらない歌声。演奏もアルバムのアレンジに忠実だったので、イントロを聴いてわくわくした気持ちを裏切らない1時間半でした。
異邦人の前のMCでは「前のアルバムのツアーが終わってから、伊藤ゴローさんと次のアルバムをどうしようか、という話になって。今度は邦楽で行こうとなったのだけど、カバーしたい曲が多すぎるので、70年代半ばから80年代前半、私がデビューするくらいまでの曲に絞りました。子どもの頃、見知らぬ国のことを思い浮かべながらこの曲をよく口ずさんでいました」キャンディは去年のライブでも演奏していましたが、今年の方が落ち着いて観れたかな。去年は突然の演奏に客席からどよめきが起こっていたので。最後のストリングスのポンッ♪に合わせてポーズを決める姿も可愛かったです。アンコール前のラスト、年下の男の子では演奏が始まる前に「最近はドラマのプロデューサーさえ年下。このメンバーもゴローさんと坪口さん以外は年下ですよね…?だから、この会場の皆さんを見ると安心します(会場笑/観客の8割くらいが50歳前後の男性でした)」「みなさん一緒に楽しく年を重ねましょうね(ニッコリ)」そして演奏はキャンディーズの振り付き!本人曰く「YouTubeを見て練習しました」とのこと。笑「LOVE 投げキッス」のところでウインクするのは反則です…!アンコールではツアーラストだけの演奏となるいちょう並木のセレナーデも披露していました。一緒に行っていた方に指摘されて気がついたのですが、原田知世(1967年生)と小沢健二(1968年生)って同世代なんですよね。お互い呼応するものがあるのだと思います。
メンバーの演奏は抜群の安定感!知世ちゃんの真後ろ、ベースの鳥越さんが悦に入る表情でウッドベースを弾いていた姿が印象的でした。知世さんに恋をしているよう。ゴローさんが落ち着いてストラトを演奏していたのもかっこよかったです。TRI4THの2人も存在感がありました。特に織田さん!真っ黒の着物でトランペットからタンバリンまで演奏をこなしていらっしゃいました。
ああ、いろいろ感想はまだあるけれど、これだけは何回でも言いたい!本当に本当に可愛かった!可愛かったです。いやもう本当に。そういえば、会場には能地祐子さんがいらっしゃったそうで、拝見したら「この間の田島さんとのトークショーよかったですよ〜」とか話しかけてたかもしれなかったです…危ない危ない。
 
セットリスト
September
優しさに包まれたなら
秘密の花園
MC
異邦人
うたかたの恋
(メンバー紹介)
木綿のハンカチーフ
キャンディ
Don't Know Why
(グッズ紹介、ゴローさんライブ告知)
年下の男の子
*アンコール*
SWEET MEMORIES
いちょう並木のセレナーデ
September

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http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/tomoyo-harada/

ピンク・シャドウ

山下達郎@新宿LOFTの記事が思わぬ反響を呼んで嬉しい限り。

milk.hateblo.jp

と同時に次の記事の内容に悩んで2週間…。山下達郎さんといえば、私が大好きなブレッド&バターのピンク・シャドウをカバーしていたことを思い出したので貼っておきます。ここから少しずついつもの記事に戻していこうと思います。


山下達郎 ピンクシャドウ

かっこいい。欲を言えばLOFTでもやってほしかったな(2014年のTHE BOTTOM LINEでも演奏しています)。


ピンク・シャドウ

原曲はこれ。


ピンク・シャドウ/ ブレッド&バター

私はブレバタのオリジナルバーションから聴いたのですが、やっぱり世間的には達郎経由の方が多いイメージ。去年の12月のライブで演奏する前も幸矢さんは「山下達郎くんがカバーしてくれて有名になった曲(大意)」と言っていました。しかし原曲も演奏陣は鈴木茂細野晴臣小原礼林立夫といわゆるティン・パン・アレー系列のメンバーでものすごく豪華なんです。負けてません。

そういえばRECORD STORE DAY 2015でアナログ7inchが再発されていました。

https://www.instagram.com/p/1tucQ-jpyw/

RECORD STORE DAYで再発されたピンク・シャドウのシングル盤。

YouTubeでピンクシャドウを検索していたら土岐麻子のカバーも見つけたので貼っておきます。


土岐麻子 meets Schroeder-Headz / 「ピンク・シャドウ」LIVE (Short Ver.)

それにしても彼女のカバー選曲センスには脱帽します。青空のかけらとかくちびるヌードとか…。オフコースから岡村ちゃんまで歌っちゃうし。


土岐麻子 カバー集

山下達郎@新宿LOFTに行ってきた

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山下達郎@新宿LOFT、行ってきました。2日合わせて450人のチケットに3万組(約6万人)の応募があったそうです。130倍…!当日のこと、思い出す限り書こうと思います。たぶん長文です。

 

新宿LOFT、開場18時30分、開演19時30分。バスで向かっていたので遅れないようにと早めに出たら、18時ちょうどに着きました。それでもLOFT前には既に50人近いお客さんが。降りしきる雨の中で並んでいると、隣のバーからターナーの汽罐車やクリスマスイブが流れてくるという素敵なサプライズ。お客さんもみな意気揚々。18時30分ちょうどに開場となり、しばらく呼ばれるのを待っていましたが、指定席や立ち見の特別番号を持っている人からずーっと後ろ、私の整理番号(112番)は最後の方でした。でもなんとか右側前方の場所を確保。素敵なオールディーズ(I don't know what I'll doしか分からなかった…)をBGMにビールを飲みながら待っていると、聞き馴染みのあるダンディな声が。萩原健太さんと平野悠さん…!が談笑している。隣には松尾貴史さんまで。もうすごい。始まる前からどきどきでございました。

開演時間ちょうどに照明が落ち、SUGAR BABEで唯一現存する映像であるヤングインパルスの「今日はなんだか」、2012年ライブの「恋のブギ・ウギ・トレイン」の映像が流れ、幕開け。難波弘之さん、伊藤広規さん、そして山下達郎さん登場。大きな歓声が上がるというより「うわあ、本物だあ…!」に近い感動の波が押し寄せていました。ここから、演奏、トーク、の繰り返し。だいたい以下のような流れだったと思います(記憶が定かでなく順番と内容に統一感がないのはご容赦いただきたいです。またセットリストがわかったら追記します!)。

 

1曲目が終わった後、開口一番に「みなさん、よく取れましたね」(開場笑)

夏への扉

難波弘之さんのデビューアルバムの達郎さん曲のうちのひとつ。難波さんと達郎さんのメロディの掛け合いが最高でした。

PAPER DOLL

後からのMCで表参道のPAPER DOLLのご主人である長山美世司さんが亡くなったため演奏した、と話していました。他にも加齢に関する言及が多かったかな。間にお手洗い休憩を挟んでくれたのですが「みなさんも僕と一緒に年を取ってますから」とのいたわりよう。「この年になると開演10分前になると声が出なくなるんじゃないかという不安といつも戦っている。本当は老後はこういう小さなライブハウスで演奏したかったけど、そうすると毎回来てくださる方が大変なことになっちゃう。今もなんとかホールでやれるからやっている」など。「お互い長生きしましょうね」と言っていたのが印象的でした。

砂の女

「僕はいわゆるティンパンアレーやキャラメルママ系列の人たちのグループにいた。その中で歌える人というのが、僕と小坂忠くらいしかいなかった。砂の女は茂くんも歌っているけど、最近では高い音が出ないからキーを下げて歌ってるんだよね。本当にもったいない」

サンフランシスコ湾ブルース

「僕たちが出てくる前はフォークの人たちの場所はあったけど、ニューミュージックを演奏する場所がなかった。そんな中で平野くんが新宿LOFTを立ち上げて、演奏することができた。新宿LOFTはぼくにとってゆりかごのような場所」と敬意を込めたMC。

「フォークも好きで、今回はアコースティックだから一曲やろうと思って。本当の歌詞は『吉祥寺の街で』だけど、ここはLOFTだから『歌舞伎町』にしました」

さよなら夏の日

「曲の情緒とは裏腹に忙しい曲なんだよね。間違えても、まあ、ここはLOFTだから。そういえば、前にアコースティックで演奏した時に間違えちゃったんだよね?(と難波さんを見る)」難波さん「そうでしたっけ?(笑)」達郎さんはグロッケンとシェイカーとタンバリンで本当に忙しそうでしたが、歌も含め完璧でした。「1959、60年くらいだと思うんだけど、退役軍人の方がよく街で演奏をしていて、目が見えない軍人さんが後ろにシンバル、前にドラを抱えて演奏してたんだよね。母が『10円あげなさい!』って。10円あげたよ。これ演奏するといつもそれを思い出す」と言うと客席から「10円あげようか?」と野次が(笑)「そういうことを言ってるんじゃないよ!」とお客さんとの掛け合いに上機嫌な達郎さん。

硝子の少年

後半に入った一曲目がカラオケ!これには客席中から悲鳴が。ベスト盤に入っていたそのままで、時空が歪みました。この辺りから感動のあまり涙で滲んで何度か3人が見えなくなりました…。

YOUR EYES

せっかくこの人数だから、となんとアカペラ!!!まさか達郎さんの生歌を聴ける日が来るとは…!鳥肌たちっぱなし、いちばん泣けました。

RIDE ON TIME

「どんな人が来るかわからなかった。マニアの人には「こんな曲聴いたって」と思ってほしくないし、あまり知らない人には『マジ1曲もわからない〜(若者口調で)』って言われたら困る。これなら誰でも知ってる」と演奏。

 

他にはWHAT’S GOIN’ ON、ターナーの汽罐車など。自分の達郎曲の無知具合を恥じる…。もっと覚えてられたのにー。「いつもはシャレで演奏するけど、今日は真剣にやります」といった曲はなんだっけな?アカペラで歌ったもう一つの曲はなんだっけな。

アンコールではDOWN TOWN、クリスマスイブ、今日はなんだかを演奏。後ろにいらっしゃった女性のファンの方、お話から達郎さんのライブに何度も足を運んだ経験のあるようだったけど、クリスマスイブの前奏が始まった途端「これまで一回も聴いたことがない…」と絶句していました。DOWN TOWNはこの間までバンドで練習していたので、自ずと難波さんのエレピに着目。スリーピースだからこそできる原曲から付かず離れずの素晴らしいアレンジでした。難波さんの間を埋めていくピアノの演奏、伊藤さんの全体を支える安心感があるベース、達郎さんのギターを含めて一音一音が粒として聞こえるPAも完璧な仕事がなされていました。さすが…。

そしてとにかくMCが長かったのが嬉しかった!1曲ごとにエピソードが出てくる出てくる。「こんなに近いと見ている人の方が緊張しちゃいますよね。『大丈夫だよ、おじさん怖くないよ〜』...って今のは坂本龍一のまねなんですけど」といきなりふざけてみたり、「遠い人だとどこから来たのかな?」女性のお客さん『旭川!』「わあ、それはすごいですね。お子さんも置いてここまで来たんですね」『独身です!』「ああ、そうでしたか…それは二の句が出ないな…(笑)」みたいなお客さんとの掛け合いも。「昔はこうやって野次の飛ばし合いも『東京の冗談』みたいによくやっていたんだよね」「僕は荻窪LOFTと下北LOFTにもよく出ていた。新宿LOFTがこの場所に変わってから初めて演奏したが、他のLOFTと匂いが一緒。焼うどんの匂い」「1976年のLOFTのこけら落としと40周年ライブの両方に出ているのは僕とムーンライダーズだけだそうです」って、達郎さんから「ムーンライダーズ」という単語が出てくるなんて、もはやこれは事件…!

 

ラッキーな人たちが集まった素敵な空間、始まる前から終わった後までずっと夢の中にいるようでした。最高な一日をありがとうございました…!ちょっと眠たいのでこの辺で…また思い出したら追記します。

 

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他の階ホストクラブだらけでびびった。

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達郎さんを流していた粋なバー。終演後はGET BACKが流れていた。

 

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見やすくはなかったけど…近い!

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優先席が優先席として機能するには

電車の優先席。携帯の使用が解禁されてから優先席の機能をなしていない気がする。

今朝、満員の中央線に乗っていたら、明らかに席を譲るべきと思われる女性が優先席横の手すりにつかまっていた。優先席に座っている3人のうち1人はお年寄りの男性だったからまだしも、残りの20代と思しき男性は爆睡していたし、サラリーマン風の男性はスマホに集中していて、全く前の女性が見えていない様子。うーん...。

以前は意識的に優先席の周りに近寄らないようにしていた。携帯電話が使えないからだ。その制約がなくなってからは、優先席近くの通路にも立つようになった。「携帯電話解禁」はニュースで大々的に報道されていたので、優先席でスマホを弄る人も明らかに増えた。明らかに「優先席」に対するハードルが下がった、と思う。まあ、それはそれで良いことだ。満員電車の中で遠慮がちに空席ができるのも最近は見なくなったし、「携帯電話使用可」があっという間に浸透したおかげで「ペースメーカーうんぬん」という非科学的な根拠を振りかざす人もいなくなった。しかし、それで優先席に対する意識が低くなるのはいかがなものか。やっぱり優先席は優先席であり、携帯に集中して目の前の妊婦さんやお年寄りが見えなくなったら他の席と変わらないじゃないか。

東京に住む限り、満員電車とは買っても切り離せないと思う。正直、40年後にこの中央線に乗れないな...と思ったのも地元に帰る理由の一つでだ。どうしたら便利なままで利用者の意識を高められるのだろう。

ユーミンの歌詞にどこまで共感できるか

知り合いの人たちとバンドをやっていて、サザンやユーミン、新しいのだとキリンジなんかのちょっとおしゃれなJ-POPをカバーしている。メンバーは40代2人、30代2人、20代2人。それぞれ男女1人ずつ。私が最年少だ。このうちボーカル30代女性(仮にAさん)を除く全員はバンド経験あり、うち1人は音楽系の専門学校に通っていただけあって(私以外の)演奏のレベルはかなり高い。Aさんも合唱サークルに入っていたため人前で歌うことにも慣れていたし、最初にスタジオ入りしたときは、本当にバンドで歌うのは初めてなの?と聞きたくなるくらいうまかった。

先日このメンバーで練習が終わったあとに飲み会をしたのだけど、そのときにこのAさんがぽろっと「ユーミンの曲が歌いづらい」とこぼした。カバーしているのは「中央フリーウェイ」と「あの日にかえりたい」。特に「中央〜」が歌いづらい、と言うのだ。彼女曰く「『あの日〜』も『中央〜』も歌詞の内容に共感できない。だから『中央フリーウェイ』の『初めて会った頃はー』『毎日ドライブしたのにー』の『ー』(のばすところ)にどうやって気持ちを入れて良いかわからない」と。へえええーと思った。そういえば、練習しているときもユーミンの曲だけちょっとリズムが取れていないような歌い方をしていた時があったような?それはそういうことだったのか...。

ユーミンの歌詞といえば、私の中では「共感」のオンパレードだ。恋人を待つときはいつでも「12月の雨」の気持ちで、浮気が疑われると「ルージュの伝言」。来年から離れ離れになることを考えると、まさに「あの日にかえりたい」し、新幹線で見送りたいなあと「シンデレラ・エクスプレス」を聴くのだ。ひとりになりたくて、わざわざ「海の見える午後」に出てくる山手のドルフィンまで行ったこともある。ベスト盤に「日本の恋と、ユーミンと」と名付けられるだけあって、市井の人ならみんな「共感」するものだと思っていた。

そのときは「ユーミンの独特の歌い方は真似しづらいから、他の『安定してうまい人のカバー』を聴いてみると良いのでは?」という提案で終わった。いきなり、ユーミンのあのヘタウマな独特の歌い方は難しすぎる。だから、たとえば、今井美樹とか、スタンダードなうまい歌い方をしている人のカバーを真似してみるのはどうか、と。提案したのはバンドマスターの40代男性だった。なるほど一理あるな、と思った。いま、その会話を受けて改めて今井美樹のカバーを聴いてみたのですが「あの頃はー」の「ー」のビブラートの使い方なんか、本当にめちゃめちゃうまいですね。でも確かに本家ユーミンより真似しやすそうだ。

 さて、「共感」できる私は上手く歌えるかな、と思って「あの日にかえりたい」を歌ってみた。ちょっと耳を塞ぎたくなるくらい下手くそだった。23歳の青二才にユーミンはまだ早いのかもしれない。