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優先席が優先席として機能するには

電車の優先席。携帯の使用が解禁されてから優先席の機能をなしていない気がする。

今朝、満員の中央線に乗っていたら、明らかに席を譲るべきと思われる女性が優先席横の手すりにつかまっていた。優先席に座っている3人のうち1人はお年寄りの男性だったからまだしも、残りの20代と思しき男性は爆睡していたし、サラリーマン風の男性はスマホに集中していて、全く前の女性が見えていない様子。うーん...。

以前は意識的に優先席の周りに近寄らないようにしていた。携帯電話が使えないからだ。その制約がなくなってからは、優先席近くの通路にも立つようになった。「携帯電話解禁」はニュースで大々的に報道されていたので、優先席でスマホを弄る人も明らかに増えた。明らかに「優先席」に対するハードルが下がった、と思う。まあ、それはそれで良いことだ。満員電車の中で遠慮がちに空席ができるのも最近は見なくなったし、「携帯電話使用可」があっという間に浸透したおかげで「ペースメーカーうんぬん」という非科学的な根拠を振りかざす人もいなくなった。しかし、それで優先席に対する意識が低くなるのはいかがなものか。やっぱり優先席は優先席であり、携帯に集中して目の前の妊婦さんやお年寄りが見えなくなったら他の席と変わらないじゃないか。

東京に住む限り、満員電車とは買っても切り離せないと思う。正直、40年後にこの中央線に乗れないな...と思ったのも地元に帰る理由の一つでだ。どうしたら便利なままで利用者の意識を高められるのだろう。